セルフプロデュース結婚式

「特急ロマンスカーを貸し切り結婚式を行いたい」という突拍子もないことを言い出した私。
そもそも結婚式をしたくなかった妻。
2人だけでは結論が出ずに、小番さんに相談したところ、親身になってアドバイスをいただきながら、自分たちが納得できる形で当日を迎える事ができました。
小学生の頃、母に無理を言って乗せてもらった大好きなロマンスカーで、結婚式の概念にとらわれず、ウェディングドレスも着ない、ケーキ入刀もない結婚式。
結婚式をしたくないと言っていた妻の終わった後の感想は「友達と旅行にきた気分」と笑顔。
セルフプロデュースだからこそできたお互いにとっての理想の結婚式でした。
小番さんからの紹介で、前撮りから後撮りまで撮影してくれたフォトグラファー、動く列車の中でも臨機応変に対応してくれた司会者やディレクター、動く結婚式をドローンで外から撮影してもらうといったセルフプロデュースならではのイベント、難しい環境だったと思いますが、だからこそ唯一無二の結婚式ができたのは小番さんのおかげです。
特殊な環境だからこそ、ゲストへの配慮についてもアドバイスをいただき、ゲストも置き去りにしないそれぞれが楽しめる結婚式になりました。きてくださったみなさまと車内で作った結婚証明書は、一生の宝物です。
結婚式が終わった後、妻の父から「あんなに楽しいとは思わなかった」とのコメントをもらえたことは、私としては、一番ホッとした瞬間でした（笑）

披露宴（食事）のない結婚式を理解してもらえるか不安でしたが、自分たちの状況や意図、式の流れを事前にお伝えした上で、それでも来てくださる方に招待状をお送りしました。
また披露宴は行わないため、 ご祝儀も不要にしました。
披露宴なしの結婚式は受け付けていない式場も多い中、 協力してくださったホテルや小番さんにはとても感謝しています。
私たちに延期という選択肢はなかったため、 ベストな方法を選択できたと思っています。
2人で考えることが通常の挙式より多かったので、会話が増え結束力が強くなりました！
自分達で作成した物は思い入れがあり、ずっとお部屋に飾っていて、目に入る度に嬉しい気持ちになります。
私たちのように、理想の結婚式を従来の方法では叶えることができない方は、自分たちで考え作る『セルフプロデュース結婚式』がおすすめです。
会場にお任せすると自由が効かない事も多く、思い通りにいかないと感じることもありました。
一生に一度のことなので、我慢せず一から作るという選択肢を選んでも良いと思います!

お互いに再婚同士で、私には成人している息子が三人います。
花嫁だけど、母ちゃんでもあり、孫のおばあちゃんでもある。
いい歳して、と恥ずかしく思い出すこともあるけど、子どもたちに嘘も偽りもない幸せオーラいっぱいのかぁちゃんを見て
もらえて、親子だけどお互い1人のひととして向き合えました。
自分たちで考えて、一つ一つ手作りで飾りや演出を行いました。
息子たちも、それぞれ音響やカメラマン、案内係などを喜んでやってくれて、家族みんなで作った結婚式は一生の思い出です。
結婚後、主人が独立し会社を設立し、今では息子と3人で会社を切盛りしています。
この結婚式やパーティーのおかげで家族みんな絆は深くいい関係です。